名古屋市不動産売却依頼時の注意点
名古屋市で不動産を売却する際には、以下の点に注意が必要です。
1. 不動産業者の選定:名古屋市で不動産売買を行っている業者を選ぶことが重要です。
ただし、中には賃貸物件専門の業者も存在するため、注意が必要です。
2. 査定の方法:不動産の査定には訪問査定と机上査定の2種類があります。
訪問査定は現地を見て行う査定で、机上査定は不動産を見ずに大まかな査定を行います。
どちらを選ぶかは、目的や希望によって異なります。
3. おおよその価格を知りたい場合:初めはおおよその販売価格を知りたいだけであれば、机上査定で十分です。
机上査定でもある程度の金額が出るため、まずはこれを受けてみると良いでしょう。
4. 自宅の不具合の確認:不動産を売る際には、設備の不具合や壁の穴などの問題点を確認し、不動産業者に伝える必要があります。
売り手が問題を隠して売却すると、契約の不履行となる可能性があります。
住宅ローンの残債を確認する
住宅ローンを利用して不動産を購入した場合、売却する前に現在の住宅ローンの残高を確認する必要があります。
もし残債が売却価格を下回っている場合、不足分を現金で返済しなければなりません。
必要な書類と物品を用意する
不動産を売却する際には、準備する必要がある書類や物品があります。
以下、順に確認していきましょう。
参考ページ:名古屋市不動産売却依頼時の注意点および持ち物について
登記済み証書または登記識別情報通知
通常「権利書」とも呼ばれるこの書類が必要になります。
もし紛失してしまっても、取引自体は問題ありませんが、後で司法書士による本人確認手続きの費用(約50,000円)が必要になる場合があります。
この権利書は再発行できないため、購入時に受け取った書類一式に含まれている可能性があります。
実印と印鑑証明書
住宅ローンを組んだ際に印鑑証明書を取得したはずですが、その後印鑑登録を抹消していないか確認が必要です。
名古屋市で不動産売却をする場合、印鑑証明書は必須です。
もし持っていない場合は役所で登録手続きが必要です。
身分証明書
売却時には名義人本人の身分証明書が必要です。
運転免許証やマイナンバーカードなどが必要になります。
中には「地面師」と呼ばれる人たちがおり、本人になりすまして他人の不動産を売却してしまうケースもあるため、身分証の提出は重要です。