固定資産税とは?
不動産を所有している場合に課税される税金であり、土地や建物などの不動産に対して納税する必要があります。
不動産を保有している限り定期的に支払わなければなりません。
固定資産税の算出方法
固定資産税は、課税標準金額(不動産の評価額)に1.4%を掛けた額となります。
評価額は毎年の不動産の納税通知書や市区町村から交付される固定資産評価証明書で確認することができます。
また、この評価額は3年ごとに見直されます。
参考ページ:不動産購入時の固定資産税・都市計画税についての軽減措置等を解説!
固定資産税の住宅用地軽減措置とは?
固定資産税の算出において、住宅用地と評価される土地には一定の軽減措置が適用される場合があります。
住宅用地とは?
「住宅用地」とは、住宅のために利用される土地や一部が住宅用途に使用される土地を指します。
一部が住宅用途に使用される場合は、住宅用地の面積の一定の割合を算出して固定資産税の算出基準に反映させます。
住宅用地の算定方法
一部住宅のために使用される土地が地上5階建て以上の耐火建築物に使用される場合、住宅部分の割合に応じて住宅用地の割合が設定されます。
以下に示すのは、その算定方法の例です。
住宅用地の割合と居住部分の割合の関係について
住宅用地の割合は、敷地のうち住宅が占める割合を示しています。
居住部分の割合が1/4以上1/2未満の場合、住宅用地の割合は0.5となります。
つまり、敷地全体の半分が住宅に割かれていることを意味します。
また、居住部分の割合が1/2以上3/4未満の場合、住宅用地の割合は0.75となります。
この場合、敷地の3/4が住宅に利用されていることになります。
そして、居住部分の割合が3/4以上の場合、住宅用地の割合は1.0となります。
これは、敷地全体がほぼ完全に住宅に利用されていることを意味します。
このように、敷地内の居住部分の割合によって住宅用地の割合が特定の値に設定されます。
これにより、敷地の利用状況や建築基準などが適切に定められ、地域のまちづくりが進められるのです。